新卒採用増加は中途採用組に比例するか

2014.01.20

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 一時期、1万人規模のリストラを行なったパナソニックは、2015年の新卒社員の採用人数を2014年春に比べて約2倍に増やすことを発表しました。

 テレビなどの注力製品戦略の失敗やリーマンショックなどから大規模なリストラを行なったパナソニックは、その後、厳しい財務再生計画も立てましたが2012年3月期と2013年3月期に2期連続絵7500億円を超す最終赤字を計上しました。このため、新卒採用は3年連続で350人に抑えていましたが、2016年春以降は「短期的な経営状況で採用を増減させずに、安定的に人材を確保する」方針を固めました。

 パナソニックのピークは1991年で、当時は約4200人を採用した実績もあります。

一芸入社制度も取り入れる予定

 2015年春の採用内訳は、大学・大学院卒が600人、高等専門学校・高卒が100人、文系、理系の内訳は発表していません。パナソニックは自動車や住宅といった成長分野としている事業に重点配置をする方針だと言っています。

 また、既存の事業に捉われない新事業を生み出すために、特定の分野に秀でた人材を積極的に評価する「一芸入社」制度も取り入れると発表しています。加えて留学組も含めて秋入社の社員もいるとのことです。こうした人材確保の動きから見て、中途採用も増えることが見込まれます。このような現状から就職に関する留意点として下記が挙げられます。

ポイント

  • 成長分野としている新事業に着目する。
  • 平均点確保よりも、独自性の高い得意分野をつくる。
  • 将来の市場ニーズを見据えた、自分のアピールポイントをつくる。
  • 20代なら採用の可能性も高い

     大規模なリストラを行なった実績がある大企業は、また景気が低迷すると同じような対策を取るのではないかという心配もあります。しかしパナソニックにおいては、景気判断による大量採用と大規模リストラが起こした技術やスキルの空洞化によって中長期戦略が立てにくくなった経緯があることから、「短期的な経営状況で採用を増減させずに、安定的に人材を確保する」方針を固めたと思われます。

     20代で仕事探しをしている人は、大企業に入社するチャンスでもありますので、パナソニックの求人動向について注目しているとよいのではないでしょうか。さらにその若さを活かして、新たな知識を身につける、資格を取得するなど、バリュー向上の努力も積極的に行なっておくようにしましょう。

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